百街道一歩の鎌倉街道

鎌倉街道は、鎌倉時代にあって「いざ鎌倉」という急時に、各地から鎌倉へ馳せ参じた道をいいます。

　鎌倉街道は、大きく分けて主道は上ノ道、中ノ道、下ノ道、山ノ道の四つに分かれ、それぞれの道につなぐ支道があり、全国から鎌倉に馳せ参じられるようになっていました。しかし江戸時代に五街道が整備され、それぞれの街道に組み込まれたりするとともに、都市化の影響を受けまとまった街道としては残っておらず、幻の街道としてところどころに面影を残しながら点在しています。

　　私は、鎌倉街道に興味を持っていたのですが、以上のように点在しているためどこからどう歩いていいのか、わからずにいました。
　　そこへちょうど２００２年（平成14年）４月から10月にかけて「第4回線路をつなぐ散歩道鎌倉街道を歩く」という催しがあることを知り、喜んで参加しました。以下はその踏査記録です。

	第１区　２００２年４月２０日（土）	上ノ道（１）　西武線・小川駅⇒京王線・府中駅
	第２区　２００２年５月２５日（土）	上ノ道（２）　京王線・府中駅⇒小田急線・唐木田駅
	第３区　２００２年６月２２日（土）	上ノ道（３）　小田急線・相模大野駅⇒東急田園都市線・つくし野駅
	第４区　２００２年９月２８日（土）	金沢道　　　東急線・高島駅⇒京急線・上大岡駅
	第５区　２００２年１０月２６日（土）	フィナーレ　京急逗子線・新逗子駅⇒小田急江ノ島線・片瀬江ノ島駅