房総往還2寒川〜姉崎

平成23年1月15日

―日本武尊伝説蘇我比�盗_社・国重文飯香岡八幡宮・枡形五井宿・日没姉ヶ崎―

（平成23年8月16日更新）

【本日の行程　街道距離　19km】

県庁前（7時45分）・・・本千葉駅（8時15分）→寒川神社（9時15分）→曽我野宿・蘇我比�刀iそがひめ）神社（11時10分）→諏訪神社（浜野宿）（12時10分）→八幡宿（13時20分）→飯香岡八幡宮（14時35分）→五井宿（16時5分）→姉崎宿・姉ヶ崎駅（18時10分）

・前回は、ＪＲ本千葉駅まで歩いたが、本日は、千葉駅からモノレールに乗って、県庁前で降りた。ここはＪＲ本千葉駅の少し手前にある。前回真っ暗になってしまったので、大和橋の近くのお茶の水を見落としていたことに後で気が付き、気になっていたからだ。

・前回の街道の進行方向から見ると、大和橋を渡ってすぐ先の交差点を左に行く道は旧東金街道で、入ってすぐ右手にお茶の水の碑がある。治承の昔、千葉常胤が源頼朝を居城猪鼻山に迎えた時、この水で茶を汲んだとのこと。それで気が付いたのだが、ここは、千葉城（別名猪鼻城）跡の猪鼻公園の北端に当たる。千葉城は、見落とせない重要ポイントだが、既に以前見学しているので今回はパスした。

御茶の水の碑

・お茶の水の碑のすぐ近くに地蔵尊、不動尊、道祖神などがある。

・県庁の羽衣の松を再度訪れ、前回暗い中うまく撮れなかった写真を撮った。

羽衣の松

・ＪＲ本千葉駅に着いた。ここからがやっと本日のスタートだ。

・その先にあるはずの君待橋と君待橋之碑を探す。右手の橋が君待橋のはずだが、君待橋之碑は、見当たらない。その先の寒川大橋のある「港町」信号の手前左角に「君待橋之碑」を見付けた。治承四年（1180）石橋山の合戦で敗れた源頼朝が安房から北上した時、千葉常胤がこの橋で出迎えたという。この橋の辺りに住む美人が長州から来る人を待ち焦がれていたところ、この橋が大雨で流れてしまい、そこへやって来た待ち人が激流で流され、その美人も後を追って濁流の中に身を投じたという伝説もあるそうだ。

君待橋之碑（右後方に「君待橋舊跡」碑）

・さっきの君待橋らしいと見当をつけた橋は、戻って行ってみるとやはり君待橋だった。と、なると、ここから先の街道の道筋が気になる。

現在の君待橋

・しかし、その前に、街道からははずれるが、西にある神明神社、そして、それよりさらに西にある白旗神社に行ってみた。

・神明神社は、千葉常重が大治元年（1126）猪鼻城を築いたときに城下町の西方の守護神として安置したものだ。御神木の樹齢九百数十年といわれる大銀杏は、かなりの老木で、かろうじて生きている。

神明神社

・白旗神社は、もと結城稲荷といわれ、治承四年（1180）源頼朝が千葉常胤を頼って来たとき、境内に源氏の白幡を立てたのが名前の由来とされる。

白旗神社

・さて、君待橋に戻って、その先を内房線の線路に並行して歩き始めたのだが、どうもこの道は新しそうだ。しかもその先の街道沿いに寒川神社があるはずだが、寒川神社の森が右前方に見える辺りで道が途絶えてしまう。そこで、もとの「港町」信号の手前左角にある「君待橋之碑」まで戻った。歴史の道調査報告書をよく読むと、現在の君待橋は、昭和55年に北方約200mの所に新しく造られたと書かれているではないか。しかもよく見ると、「君待橋之碑」のそばに「君待橋舊跡」と書かれた碑と使われた石まである。

・再度仕切り直しで「港町」信号を左折して歩き始めた。20分ほどロスタイムだったが、この道こそが房総往還だ。

・最初の十字路右手を入って行くと、右手に厳島神社港町弁財天がある。江戸時代半農半漁を生業とする村人が豊饒・多産の福徳を願って都川河口のほとりに弁天様を祀ったのが始まりだそうだ。社殿奥に「お穴」と称する神秘的な洞窟がある。

厳島神社（鳥居の所に「お穴」）

・街道に戻って、先を急ぐ。港町から寒川町に入る。寒川は、継立場（寒川宿）があったところだ。

・左手に寒川神社がある。延享元年（1744）の神明鳥居がある。天照大神を祀り、昔は海上往来の船が沖にさしかかると帆を半ば下げる礼帆（れいはん）をし、馬上で通行する者は下馬して敬意を表したという。寺宝に御神体の獅子頭があるそうだ。立派な拝殿の屋根の鰹木は、十本もある。

寒川神社

・その先、左手に「寒川３丁目公園」があり、「さむがわ」とルビが振られている。

・その先、左手に楽しみにしていた道標ある。延享二年（1745）の造立で、街道に面した正面に「奉造立南無庚申尊」と刻まれ、左側面に「右ハかつさみち　左ハちばてら道」と刻まれている。

寒川の道標

・その向かい、街道右手には天明元年（1781）の「高祖日蓮上人大菩薩」碑がある。よく見ると、その奥にお堂があるのでお寺なのだろうが、戸が閉まっている。

・すぐ先でＪＲ外房線の高架下をくぐる。

・既に稲荷町に入っているが、すぐ先左手に稲荷神社がある。「稲荷神社の由来」と題する案内板に、日本武尊が東征の際駒を放って祈願したことから駒原神社とされていたが、大治元年（1126）千葉常重が猪鼻城に館を構えて以来千葉氏の守護神の稲荷になったことが書かれている。源頼朝も祈願している。見事な彫刻の社殿左手には当地の偉人花沢紋十が天保七年（1836）甘藷澱粉製造を始めたことなどを記した「甘藷澱粉製造発祥之地記念碑」がある。

　　
　　　　　　稲荷神社　　　甘藷澱粉製造発祥之地記念碑

・「稲荷町中央」バス停の先の大きな十字路の右手に川崎製鉄の巨大な工場が見える。

・「五田保」バス停の先、街道を離れて左手に入って行くと、福正寺がある。山号は「富士山」だ。

・街道に戻ると、地名は「今井一丁目」だ。

・すぐ先右手の民家の蝋梅が咲き始めている。この時期、ピラカンサの赤、蝋梅の黄、そして紅白の梅が目を楽しませてくれる。

蝋梅

・その先街道を離れて左手に入って行くと、今井神社がある。右手に「新田翁頌功碑」がある。全文漢字で読みにくいが、大正十三年（歴史の道調査報告書は大正十五年とあるが間違い。）に建立されたもので、新田庄八翁が貝の養殖と甘藷澱粉製造に尽した功績をたたえたものだ。社殿左の狛犬は体を下に傾けて下を向いており、右の狛犬は、下の方にいる子を見つめている。

　　
今井神社　　　　　　　　　　　　　　新田翁頌功碑

・街道に戻り、大きな道を横切ると、「今井町」バス停の先の左角に「大がん寺の道」とくっきりと刻む道標がある。ここから左手に二千メートル程行った所に梅と桜の名所で知られる道誉上人開基の大巌寺があるという。

「大がん寺の道」道標

・蘇我一丁目に入る。曽我野村は、江戸時代、江戸湾沿いの有力な河岸の一つで、宿場、継立場として繁栄していたそうだ。

・街道右手の民家のピラカンサがきれいだ。

曽我野宿ピラカンサ

・蘇我比�刀iそがひめ）神社の手前左手に「小河原雨塘墓碑」があるというので探し回った。廻船問屋で小林一茶と親交のあった俳人だそうだ。それらしい所を三周ほど探しても見付からないのであきらめかけた時、突然目の前に墓群が現れた。歴代の小河原七郎兵衛の墓がずらりと並んでいるので、どれが小河原雨塘こと小河原七郎兵衛長栄の墓かわからなかった。場所は、蘇我比�盗_社の手前の信号を左折して二つ目の角を左折した左手にある。

小河原雨塘墓碑

・街道に戻り、信号の左角にある蘇我比�盗_社に参拝した。延喜式内社で、古くは千葉郡一円の総鎮守社だった。この神社には次のような伝説が伝わっている。日本武尊が東征の折、千葉沖に差し掛かった時、風雨が強くなり沈没の危険にあった。その時弟橘姫が龍神の怒りを静めるため同行した5人の姫たちとともに海中に身を投じた。これにより日本武尊は、無事航海を続けることができた。身を投じた姫の中にいた蘇我大臣の娘である比�唐ﾍ、曽我野の海岸に打上げられ、里人達の看病により蘇生し、無事都に帰ることができた。この神社は後に東征の途中で崩ぜられた日本武尊の霊をなぐさめるために建てられたとのことだ。境内に千葉市保存樹木のイチョウとケヤキの巨木がある。

蘇我比�盗_社

・大きな道路を横切って、その先左手に入る道を200mほど行った所が陣屋跡というので、行ってみたが、新興住宅地になっていてわからない。ただ、大きな空き地があるので、それがそうなのだろうかと思った。明治3年から4年まで、宇都宮藩の支藩である下総国高徳藩（歴史の道調査報告書には「商徳藩」とあるが、間違い。）の戸田忠至の歴代皇陵を修理した功績によりその子正綱に曽我野藩一万石が封ぜられたという。

・街道に戻る。

・京葉臨海鉄道の「旧国道踏切」で長い貨物列車の通り過ぎるのを待つ。「遮断機は　渡るときが　下りるとき」という一歩の法則がここでも当てはまった。

・平成橋を渡る。

・「塩田」バス停を通過してなおも行くと、左手に塩田天満宮がある。　文政元年の鳥居をくぐると、右手に明治三十九年菅公手本の碑がある。社殿左前には海の碑がある。境内には天満宮らしく梅林があり、早くも白梅が咲いている。

塩田天満宮（白梅）

・その先、右手の広場でゲートボールをしているのを眺めながらなおも行くと、突き当りとなり、ここを右折する。

・浜野川に架かる塩浜橋を渡る。

・右に曲る左手に「諏訪神社」の案内板が出ており、これに従って左に少し入ると諏訪神社がある。

諏訪神社

・その先で道に迷ってしまった。さっき左に入った角まで戻らないといけないところ、何を勘違いしたのか、諏訪神社を出て、そのまま直進してしまったのだ。いつまでたっても目標の本行寺が現れず、ぐるぐると回ってしまって、約20分のロスをした。

・やっと、間違いに気づき、さっき左に入った角まで戻り、右に曲がる。その先、右手に目標とした本行寺がある。日蓮宗不受布施派のお寺で江戸時代は迫害を受けたようだ。本堂の右前に日泰聖人の墓がある。

　　
　　　本行寺　　　　　　　　　　　　　　日泰聖人の墓

・その先右手に浜野郵便局を見ながら進み、左折して県道24号に合流する。

・「村田橋」バス停の先、市原市との境となる。歴史の道調査報告書によると、この辺りを村田川が流れ、村田橋があったようだ。左手の公園がその川の名残だという。よく注意して見ると、左手道路下に享保十三年（1728）の地蔵尊がある。

旧村田橋の地蔵尊

・その先、村田川となり、新村田橋で渡る。と、いうことは、村田川は流路変更されたのだろうか。

・その先、「市原市八幡」の住居表示がある。

・左手に安永十年（1781）丑三月の立派な庚申塔がある。左側面に「左　江戸道」、右側面に「右　東金道」と書かれ、道標を兼ねている。ここから江戸時代の継立場八幡宿に入る。これまでの道筋で八幡宿行きのバスを何度も見かけたが、この先の八幡宿駅が終点らしい。

八幡宿入口の庚申塔

・緩やかに右に曲ると「観音町」バス停を通過する。

・右手の店に「やちまた産落花生」の幟があるのを見付け、ためらわず入った。一歩は、八街（やちまた）産落花生には目がないのだ。一番欲しかった「半立」は今年は不作で「なかて豊」しかないと言うが、買い求めた。水戸道中を歩いたとき、歩っ歩さんと一緒に松戸で「なかて豊」を買ったのを思い出す。

・右手に称念寺がある。入って左手の石仏群の中に元禄五年（1692）という古い石仏を見付けた。

　　
　　　　　　称念寺　　　　　　　　　　　元禄五年の石仏

・その先、左手に入って行った所に満徳寺がある。

・その先の大きな道を左に行くと八幡宿（やわたじゅく）駅がある。駅の反対側に御墓堂（みはくど）と呼ばれる墓地があり、足利義明夫妻と見られる五輪塔があるとのことなので行ってみた。ところが、あるはずの場所にない。通りかかった女性に聞くと、区画整理でずっと先に移転しているとのこと。一旦断念しかけたが、ここまで来た以上やはり行ってみることにした。教えられたとおり、真っ直ぐ東南に行き、その先で農作業をしていた人に教えられて、やっと場所がわかった。八幡宿駅東から駅前の大通りを東南に行き、「八幡宿駅入口」信号を左折、二つ目の十字路を右折して少し行った右手にある。「満徳寺御墓堂墓地」の中の端の一角に大小の五輪等が並んでいる。足利義明は、第2代古河公方足利政氏の子・第3代古河公方足利高基の弟で小弓公方を自称し、天文7年（1538）第一次国府台合戦で北条氏綱と戦い戦死した人物だ。

御墓堂（みはくど）

・これでまた30分ほど時間をロスしてしまった。急いで八幡宿駅前の道に戻り、再び県道24号に合流した。

・すぐ右手に飯香岡（いいがおか）八幡宮がある。白鳳四年創立、上総国分寺付近に鎮守され国守の崇敬も篤かったという。八幡宿の名前の由来ともなる由緒ある神社だけに敷地が広く、入口が何箇所もあるが、街道と反対側が正式の入口になっており、初詣の人で賑わっている。かつては海に面していたことから海を向いている。本殿は国指定重要文化財、拝殿は千葉県指定有形文化財で、いずれも元禄四年（1691　案内板には1697とあり間違い）頃の造立、権現造りの重厚な建物だ。境内に歴史を刻む夫婦銀杏の巨木があり、目を引く。北側の出口のそばに、道標を兼ねた安永二年（1773）の「青面金剛尊」を偶然見付けた。左側面にくっきりと「右　江戸乃道」、右側面には「左　かさもりへの道　右　たかくらへのみち」と刻まれている。後でわかったのだが、この道標は、この先の三叉路から移設されたものだ。

　　
飯香岡（いいがおか）八幡宮　　　　夫婦銀杏の巨木

・その先左手に圓頓寺がある。

・「市原出道」バス停の先に三叉路がある。飯香岡八幡宮にあった道標は、ここにあったものだ。房総往還は、この三叉路を右に行く。

　
市原出道の三叉路と道標（飯香岡（いいがおか）八幡宮に移設）

・右手に無量寺がある。

・「八幡」信号で、大多喜街道を横断するが、横断して右に行くと、すぐ左手に猿田彦神社がある。

・街道に戻って、暫く行き、北川橋を渡る。

・右手に神明神社、日吉神社と、小さな神社が断続的に続く。

・「五所」バス停を通過する。

・左手に満蔵寺がある。

・「金杉橋」バス停を通過する。金杉橋の手前右手は、足利義明の八幡御所跡だそうだ。

・金杉橋を渡って左手に庚申塔がある。

・「白金町一丁目」バス停を通過、続いて「白金台三丁目」バス停の先、「君塚陸橋西側」信号を横切る。

・「君塚」バス停の先、街道を離れて左手に少し入り込んだ所に白旗神社がある。境内に保存樹木タブノキがある。また、向かい合う二本の桜の木に猿の腰掛けが寄生しており、守護神としてあがめられている。

白旗神社猿の腰掛け

・水路の先の十字路の左手に出羽三山を祀る三山塚と呼ばれる小山がある。

三山塚

・その先、五井に入って行く。

・五井宿の入口と出口は枡形になっている。入口の枡形に差し掛かると、突き当たりに地蔵堂がある。お堂の中は六地蔵があるというが、六体ではなく、一体の六面に刻まれているようだ。

五井宿入口の枡形

・地蔵堂前を左折してその先を右折する。

・すぐ先、左手に八幡神社がある。前殿と後殿の間に相の間のある見事な八幡造りの建物だ。境内に保存樹木のケヤキがある。また、浅間神社があり、溶岩が積み上げられている。

八幡神社

・現在の五井の街並みは、商店街が続く。

・地図で見ると、五井駅の南東約2.5kmの所に上総国分寺がある。その近くの戸隠神社が上総国府推定地らしい。菅原孝標の娘の「更級日記」は、そこから始まる。

・五井宿出口の枡形に差し掛かかり、ここを右折する。左角に庚申塔があるはずだが見当たらない。近所で聞いてみたら、確かにあったが今はないと言う。しかし、一歩は、事務所の前のガードレールのそばにそれらしい石が倒れているのを見付けた。起こそうとしたが、びくともしない。結局あきらめたが、残念だ。

五井宿出口の枡形

・枡形を右折してすぐ左折、突き当たりに大宮神社がある。境内に保存樹木の大銀杏がある。茅の輪があるので、神主さんに「いつからあるのですか。」と聞いてみた。「大晦日の行事ですから大晦日からあります。」との返事。それならわかる。茅の輪といえば6月30日の夏越の祓に使われることが多い。半年間の無事に感謝し、向こう半年間の無事を祈るという趣旨からすると、大晦日にあっても不思議ではない。ここにも溶岩の積みあがった浅間神社がある。

大宮神社

・大宮神社の脇をすり抜けるようにして進む。夕暮れが迫ってきたので、先を急ぐ。

･養老橋の手前右手に高沢海苔店があり、「やちまた産落花生」の幟があるので入ると、今度は一歩の欲しかった半立があったので、早速買い求めた。

・養老橋を渡ってすぐ左折して道は続いている。養老川で途切れた道がその延長に続いているのだ。

養老橋

・暫く養老川沿いに進み、島野の集落に入る。日は落ちて、真っ暗になってきた。今日の目的地姉ヶ崎駅まで、まだ5kmほどもあるので、自ずと急ぎ足になるが、最近靴の調子が悪いのか、今日は右足のかかとが痛い。

・やっと右手に前川が見えてきた。

・前川橋の先から、旧道は、左手の細い道に入る。

・そこからなお暫く歩くと、「河瀬郷中踏切」の手前で旧道は途切れる。やむなく一旦右手の県道24号に出て、すぐの「白塚」信号を左折する。

・「河瀬郷中踏切」を渡ってすぐ右折して、再び旧道に入る。

・右手県道24号との合流地点に寛政八年（1796）の馬頭尊がある。暗くて見えにくいが、側面には「房州道　木更津　たかくら道　江戸　ちは寺道」と書かれているようだ。

馬頭尊

・県道24号に合流してからは、姉崎の街をひたすら歩いて、姉ヶ崎駅に向かう。姉崎も房総往還の継立場があった所だ。

・左手の久留里に向かう久留里街道を横切った先が右手姉ヶ崎駅に向かう道との交差点「姉ヶ崎駅入口」だ。やっと姉ヶ崎駅にたどり着いたのは午後6時過ぎだった。

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